家づくりを考えるときに一番に思いつくことは、間取り。
新聞のチラシや住宅雑誌、インターネットで自由設計の間取りを見ていくと、キッチンや水周りの使い勝手や収納の数など、今の住まいで気になっているところに目が行きます。
もちろん今の住まいで悪い場所は、新しい家で解消しましょう。でも家族のための新しい家づくりですから、家族のことから間取りを考えた“自由設計の家づくり”はいかがでしょうか。
自由設計の家づくりで最も重要なことは“家族のコミュニケーション”を確保すること。
家族がコミュニケーションする場として、まず思い浮かぶのが「リビング」。でもよくよく考えると、リビングってテレビを見るためだけのスペースになっていませんか。
南側の一番いい場所に設けられることの多いリビングですから、家族のために有効に使う工夫をしたい部屋ですね。
そして家族のコミュニケーションを自然にとりやすいのが食事の時。ご飯食べながらお話ししたり、料理や片付けをお手伝いしながらお話ししたり。と考えると、家族にとって大切にしたい場所がダイニング・キッチンになり、家族みんなでキッチンに立てるようなつくりや、家族が集まりやすいダイニングがいいですよね。

“子育て・教育”を考えると、子供部屋って必要なの?と疑問になります。子供部屋で勉強する子供よりダイニングで勉強する子供の方が成績がいい、といった話も聞きます。でも大学受験をする年頃になるとダイニングで勉強というわけにもいきません。また、子供部屋を与えると“ひきこもり”にならないかと心配もあります。と考えていくと子供の成長に合わせて変化していく子供部屋があるといいですね。
“夫婦”のことを考えると、朝早い旦那様と夜遅くまで読書する奥様など、お互いの寝起きする時間がズレていて相手の睡眠を邪魔しないように気を使うこともあります。かといって夫婦別々の部屋で過ごすのは家庭内別居みたいで避けたいですね。となると、お互いの睡眠を邪魔せずに1つの部屋で過ごせる夫婦寝室が欲しくなります。
家族が幸せに暮らしていくためには、家族の生活にフィットする自由設計の間取りが必要です。
画一的な間取りでストレスを抱えて過ごすより、自由設計の良さを活かしご家族の生活にフィットした間取りで暮らしやすい家づくりを目指しましょう。